足場職人は需要が高く、人材不足となっています。
足場職人は、ビルやマンションなどを建築する際に、足場を作る足場職人の存在が不可欠です。
足場を作る仕事はこれからも必要になってくることが考えられます。
足場職人として経験を積んで独立したいという人も増えています。
会社勤務から独立までをご紹介しますので、参考にしてみませんか。
足場職人とはどんな仕事?
足場職人とは、ビルやマンションなどの高い建物を建てる際に、足場を組む仕事です。
足場を組んで作業が終了したら解体する専門の職人です。
足場職人の需要は高いのですが、現在は高齢化も進み、人手不足となっています。
これまでは、きつい、大変という印象の足場職人でしたが
安全性のある足場を組む責任のある仕事でやりがいのある仕事です。
また、専門的な職人の仕事ですが、経験を積むことで独立が早くできるのも魅力の仕事と言えます。
親方として独立することで平均年収は約500万円程度〜約600万円程度と高額になり
またそれ以上の人もたくさんいますので、未経験から独立を目指すのもおすすめです。
足場職人と鳶(とび)職の仕事の違いは?
まず足場職人について詳しく知るために、鳶(とび)職とはどこが違うのかをご紹介します。
鳶職はビルやマンションなどの高所で施工作業などをする職人です。
それに対して、足場職人は、足場を組み、解体することを専門としていて
足場のスペシャリストと言えるでしょう。
建設現場で、最初に作業をするのは、足場職人です。
足場職人がきちんとした足場を組まなければ、作業が進みませんので
安全で効率的な足場を組む必要があります。
足場職人になるために必要な資格は?
そんな足場職人になるためには、未経験でもなれますが
足場の組み立て、解体、変更などには足場特別教育の受講が求められます。
足場の組み立て、解体、変更は大きな危険性が伴うため
6時間の講座ですが、足場特別教育を受ける必要があります。
受講せずに作業をした場合、罰則対象にもなりますので注意が必要です。
足場職人にはキャリアアップできる様々な資格が存在!
足場工事には、「作業主任者」という国家資格があります。
資格を持っていることで業務の幅も広がります。
「作業主任者」には、「足場の組立て等作業主任者」と「建築物等の鉄骨組立て等作業主任者」があり
実務経験が3年以上あれば受験することができ、指揮監督をすることが可能です。
また「とび技能士」の国家資格もおすすめで
こちらも実務経験が必要な資格ですが、持っておくといいでしょう。
他にも、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育の講座
足場作業主任者の資格修了から5年以上の足場の組立等作業主任者能力向上教育
建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
仮設工事施工安全監理者/仮設工事設計安全監理者
教育担当向けの足場の組立て等の業務に係る特別教育講師養成講座などもあります。
さらに、足場の組立てに関係する
「玉掛け技能講習」「玉掛け特別教育」「フォークリフト」「中型自動車免許」も取っておくと
キャリアアップに繋がります。
様々な専門的資格がありますので
実務を行いながらキャリアアップを目指していくことができる足場職人と言えます。
足場職人が働く会社はどんな会社が多い?
そんな足場職人が働く会社はどんな会社が多いのかですが
どんな足場の仕事がメインかで様々な会社があります。
一般住宅や個人商店などの小規模建設の足場を施工している会社と
ビルやマンションなどの大規模建設の足場業者があります。
従業員数も異なり、両者には大きな違いがあるでしょう。
収入を多く得るには、小規模な現場で数多くの足場作業に関わる方がおすすめです。
足場現場が好きで体力に自信がある人にはいいでしょう。
また、独立も会社内ですぐにできて、2~3人の親方として足場作業をしていくことができます。
また、福利厚生の良さからいうと、大規模な現場を請け負う大手ゼネコンの下請けや
大きなビルやマンションの施工を手掛ける足場業者で働く方がいいでしょう。
足場職人が独立するまでどのくらいかかる?
足場職人が独立するまでですが、足場の指揮監督者としての
「作業主任者」になることは必要でしょう。
実務経験が3年以上必要あれば受験できますので、そこから独立を目指すのがおすすめです。
小規模現場での仕事をする会社ならば、会社内で独立して親方になるのも早いでしょう。
足場職人が会社の独立前に必要なこととは
独立するには、資金が必要ですが、資金以外にも足場材
材料置き場の確保、トラック(足場の運搬用)などが必要です。
十分な足場材などを揃えようと思えば約5,000万円ほど必要ですが、リースもあります。
ただし、リースは実績がないうちは借りられないこともあって注意が必要です。
また、平均的な資金としては、約1,000万円程度でスタートした人が多くなっています。
ただし、材料置き場の整備などにも大きなお金が必要ですので、最初に計算しておくことが大切です。
足場職人は独立しやすいのがおすすめ!スキルを磨いて独立を
足場職人についてご紹介しました。
足場を作る仕事は小規模な建物から大きな建物までの足場を作る仕事があり、不可欠で重要な仕事です。
また、専門性が必要な仕事と言えるでしょう。
しかし、未経験から経験を積んで資格も取って専門性を付けていけば、独立することも可能です。
まずは足場の会社で働き、そこで経験を積み、知識やスキルを磨くといいでしょう。
そして、会社の中で実績を積んで、顧客をつかめるようになったら
直接仕事を受けられるよう目指してみませんか。
親方として独立でき、親方になると高収入も見込めるようになります。
独立している人の平均年齢は30歳程度で、若くして独立している人が多くいますので
早いうちから経験を積んでスキルを磨くのがおすすめです。