屋根の塗装工事で足場は必ず必要?屋根塗装の費用についてご紹介!

屋根の雨漏り等のトラブルやメンテナンスで塗装をし直したいという場合に
足場を組みますが、この足場の費用が高いために
足場なしでも塗装ができないだろうかと考える人もいるでしょう。

ここでは、屋根塗装工事で足場が必要な理由とその費用についてご紹介します。
詳しく見ていきますので、参考にしてください。

 

屋根塗装の足場が必要な理由

屋根の塗装で足場が必要かどうかですが
「労働安全衛生規則」で2m以上の高所作業では足場を設けるように決められています。

作業をする人の安全を守るために、足場を作って行うようになっているため守る必要があります。

屋根の高さは、平屋でも3m~5mあり、2階建ての一戸建てでは高さ6m~8mあります。

しかも屋根は高いだけでなく、勾配もあり
そこで10kg~20kgの塗料缶を持って作業をしなければなりません。

そのため、足場を組んで屋根までの行き来を安全に行う必要性があるとされています。

また、足場を組んでメッシュシートなどで囲むことで
周囲の隣家などに屋根を洗浄する際の水しぶきや塗料が飛び散らないようにする必要があります。

足場は屋根の塗装をする上では、必要です。

足場を組むことで安全性が保て、周囲へも安心の工事が行えると言えるでしょう。

 

屋根塗装の足場の種類

ここで、屋根塗装の際の足場は、どんな足場が組まれるのかについてご紹介します。

足場にも種類があり
足場の種類によっても塗装の費用が異なってきます。

足場には、「単管足場」と「ビケ(クサビ式)足場」がありますので、ご紹介します。

「単管足場」は2本の管を抱き合わせて作り、その上を歩く足場で
「ビケ(クサビ式)足場」は歩ける幅の床が付いていて安定した足場となっています。

そして、この「ビケ(クサビ式)足場」は
足場専門業者でないと組み立てられないのが特徴です。

屋根の塗装では、「ビケ(クサビ式)足場」を作ることで
安全な作業ができるようになりますので、足場専門業者に依頼が必要です。

また、屋根によっては急こう配の屋根もあり
「屋根足場」と言われるものが必要な場合もあります。

安全のため、屋根専用に足場の追加が必要になることもあり
その際には、塗装の費用が少し高くなってきます。

 

屋根の塗装費用は足場代も含めていくらぐらい?

屋根の塗装の費用ですが、一般的には足場代込で
2階建て住宅20坪で約20万円程度~約40万円程度
30坪で約30万円程度~約55万円程度です。

そのうち足場設置代が塗装費用の3分の1程度と言われ
30坪の場合で約15万円程度~約25万円程度となります。

足場代が高いという印象ですが、工事を安全に行い
安心して行ってもらうには大切な費用と言えます。

 

屋根塗装の費用をお得にするコツとは

とはいっても、屋根塗装の費用は結構かかりますので
高いと感じた場合にはお得にするコツも知っておくといいでしょう。

 

屋根塗装での追加費用をなくしたい!

屋根塗装を行う場合には、意外と追加費用が発生してしまい
見積もりの予定金額よりもオーバーしてしまうことが多くなります。
これを防ぐことも節約するコツです。

そして、そのためには最初に業者にお願いする際に
きちんと屋根の事前点検をしてもらう方法がおすすめです。

事前点検をした上で施工をしてもらうことで、追加費用がなくなっていいでしょう。

見積もり時点で、実際に屋根がどういう状況にあるのかを
きちんと見てもらっておくことで、追加費用の支払いが減らせます。

現状を確認の上で、細かな見積もりをしてもらうことが大切です。

 

割れた屋根を差し替えて追加費用になることも

例えば、屋根の割れた部分があって、そこの屋根を差し替えるため
追加費用を支払う必要がある場合があります。

その際も、最初に調べてもらっておくことで
見積もりの際に検討してもらうことが可能です。

 

浮いた棟板金の交換で追加費用が必要になる可能性も

また、屋根の頂上の鉄板製の部材が浮いてしまっている場合も
交換費用などが必要になります。

できるだけ事前に調べてチェックしてもらうことが大切です。
最初にチェックをしてもらうことで
それらも含めた見積もりをもらう方法がお得になるでしょう。

 

外壁塗装と一緒にお得に塗装!

また、外壁と一緒に屋根も塗装することでお得に行う方法もあります。

外壁塗装も高さがありますので、足場を組んで行うことがほとんどですので
一緒にやることで足場代が一度で済んでいいでしょう。

外壁塗装だけなら30坪で約60万円程度~約100万円程度
屋根も行うと約80万円程度~約130万円程度の金額になることも多く
その差額の約20万円程度~約30万円程度で屋根の塗装が行える計算になります。

単独で屋根の塗装を行うと、30坪で約30万円程度~約55万円程度という相場でしたので
単独で行うよりも安くなっておすすめです。

 

耐用年数のいい塗料にして屋根塗装を減らす方法も

また、耐用年数のいい塗料にして
屋根塗装の回数を減らして費用を抑える方法もおすすめです。

通常屋根塗装は、約10年程度~約15年程度と言われています。
塗料の種類によってその耐用年数は異なりますので
最も耐用年数が長い塗料にするのも一つの方法です。

約20年以上持つと言われる「無機」の塗料にすれば
費用は高いのですが、塗装回数が少なく済んで経済的になります。

「無機」の塗料は、鉱物物質が入った塗料で
紫外線に強く傷つきにくく汚れにくいのがメリットです。

アクリル塗料やシリコン塗料は安いのですが、耐用年数が低く、
塗り替え回数を考えると「無機」を塗って塗装回数を減らすのも一つの方法と言えるでしょう。

 

屋根塗装の費用は足場の費用が必要で高額なのでお得なコツも知って行いたい!

屋根塗装について足場が必要なことや
足場の費用が割とかかることについてご紹介しました。

しかし、足場に費用をかけることで、安全で安心な作業が行えることになりますので
そこは必要経費として考えることが大切です。

そして、一方で屋根の塗装費用を抑える方法も知っておくといいでしょう。

屋根塗装の際の見積もりに気を付けたり、耐用年数の長い塗料を考えたりして
お得に行ってみるのがおすすめです。