足場工事の作業を行う際に、どんな道具が必要なのかをご紹介します。
これだけは必要というもの、検索されることが多い工具をご紹介します。
ご紹介するものを参考にして、必要最低限のものを揃えてみませんか。
足場工事に必要な腰道具とは
足場工事では、高い場所で作業を行いますので、腰道具と言われる道具が使われます。
ベルトに通した中の袋にこだわりの工具を揃えて作業します。
腰道具には、様々な役割を持つこだわりの道具を入れて作業しますので
そうした足場作業用の腰道具をご紹介します。
足場の種類と足場作業について
まず足場には、「単管足場」「くさび式足場(くさび緊結式足場・ビケ足場)」「枠組み足場」などという種類があります。
「単管足場」は、鉄パイプで組む足場で、鉄パイプと固定型ベース金具や単管ジョイント、多筋かいで組み立てます。
そのため、その組み立てのための道具が必要です。
また「くさび式足場」では凹凸のくさび型の金具を打ち込みながら繋げていく作業が必要です。
さらに「枠組み足場」では、工場で生産された鉄製の部材を使用した大掛かりな足場を組む作業を行います。
足場作業に必要なおすすめ道具をご紹介!
次にこうした足場作業に合わせて、必要な様々な道具とおすすめをご紹介していきます。
足場用ハンマー
それぞれの足場を組むには、まず道具としてハンマーが必要です。
ハンマーはヘッドの上部にリングなどの突起物がなく
隅まできちんと叩くことができる構造のものなどがおすすめです。
カラナビに付けやすくなっているものも腰にぶら下げやすいでしょう。
また、カラナビに装着して使いやすい角度になるもの
グリップエンドにセーフティーリングが付いていて落下防止用に別にコードが付けられるものも安全です。
「くさび式足場」用にくさび型の金具を打ち込みやすいハンマーや
打ち込む際の音が静かな静音タイプもあります。あまり音が響かなくておすすめです。
そして、ハンマーの重さも軽量から重量までありますので
使いやすく打ち込みやすい重さを選ぶといいでしょう。
クリッパー
建設現場の足場・結束資材の解体に使うための切断用のクリッパーも必要です。
30cm程度のコンパクトな大きさで、軽い力で切れる切れ味のいいものを選んでみるといいでしょう。
グリップが暗い所でも光るように工夫されているものは、暗い所や足場のシート内の作業でも安心して使えます。
また、20cmほどの短めのスモールクリッパーも携帯に便利です。
両口ラチェットレンチ
足場組の番線締付け・穴合せにいい曲がりシノ付きの両口ラチェットレンチを持っておくのもいいでしょう。
別にシノを買わなくてもすむため便利です。
軽くてコンパクトで長時間使っても使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
ショートモンキーレンチや軽量薄型モンキーレンチなどもあります。
クイックワイドモンキーレンチもあり
ウォームを下に引くと素早く口開きを調整してワイドに広げられるのが特徴です。
スケール
金属性メジャーのスケールも足場作業用に、資材の長さを図るためにいいでしょう。
幅25mm、長さ5mや5.5mのものが主に使われていて
足場の長さは1.8mのため5.5mのスケールの場合ならば3本分測れて便利です。
水平器
また、足場を組み立てる際に必要な水平器も揃えてみるといいでしょう。
コンパクトでカラナビに吊り下げられるものなどが便利です。
磁石付きのものなどは鉄骨工事でも安心に作業できます。
また、蓄光付で、暗い場所で作業しても数分光るものも重宝します。
インパクトドライバー
そして、足場作業用では、ドリルドライバーではなく、インパクトドライバーを購入しましょう。
インパクトドライバーはビットが回転しながら打撃を与えて締めこむことができますので、パワーが違います。
サイズと重さが大きくなりますが
インパクトドライバーで耐久性の高い有名メーカーのものを購入してみるのもいいでしょう。
バッテリーの持ちなども考えながら選ぶのもおすすめです。
ペン型充電ドライバーケース
ドライバー差しが付いている補強皮付きの頑丈タイプのケースなども持っておくといいでしょう。
右利きや左利き用などがあります。
落下防止用のセーフティコード
耐久性、復元性に優れて型崩れしないセーフティコードを持っておけば
工具の落下防止に役立ち安全な作業ができます。
カラナビ
カラナビも腰道具で、様々な工具をぶら下げるのに重宝します。
ベルトホルダー一体型の、アルミ鍛造製で軽量、高強度のカラナビなどを選んでみるといいでしょう。
3連結チェーンタイプ鳶レベルホルダー
腰道具として、3連結になっているホルダーは多くのものがぶら下げられ、入れられます。
磁石が付いているものなどもおすすめです。
電工用腰袋 2段
腰袋は耐久性がある腰袋を選ぶのがおすすめです。
2段になっていて工具が取り出しやすく整理しやすく
カラナビやDカン付きでいろいろぶら下げられるものなどがいいでしょう。
足場工事の作業に必要な道具は安全性・耐久性・携帯性・軽量などで選ぶのがおすすめ
足場工事の作業におすすめの道具についてご紹介しました。
足場作業は高所での作業になりますので、使いやすい道具を腰道具として揃えておくのがおすすめです。
安全性、耐久性、携帯性、軽量などを基準に選んでみるといいでしょう。
落下防止のための安全性のあるものとしては、カラナビにぶら下げられるもの、磁石などが付いているものなどがおすすめです。
また、耐久性のあるもの、信頼のおけるメーカーのものを使用することも大切です。
さらに、足場用道具としては、携帯性も必要です。長い時間使うには軽量のものも疲れなくて使いやすいでしょう。
様々な機能を比較しながら、足場作業のためのこだわりの道具を揃えてみるといいでしょう。
安心な安全な道具で、効率的に足場作業ができることを目指すことが必要です。