建設現場での足場の種類と名称とは?部材もまとめてご紹介!

建設現場では、足場が組まれている様子をよく見かけのではないでしょうか。

そんな足場には、どのような足場の種類があって
どんな足場の部材の名称があるのかを知ってみませんか。

足場の特徴なども紹介しますので、名称にも詳しくなって
どんな足場になっているのかを知ってみるといいでしょう。

 

建設現場での足場とは

足場とは何かですが、大きな建物を建設する際に仮に足場を組んで
そこに立って作業がしやすいようにするものです。

よく見かけるのは、鉄パイプで組まれた足場でしょう。
ビルやマンションなどになるととても高く大規模な足場が組まれます。

 

足場の種類とは?単管足場、くさび式足場、枠組み足場などの種類がある

足場の種類についてですが、単管足場、くさび式足場や枠組み足場などの種類があります。

単管足場は単管の鉄パイプを組み立てて作るもので、足場となる床がないのが特徴です。
単管だけでできた足場で、鉄パイプの上に立って作業を行う足場です。

そして、くさび式足場、ビケ足場とも呼ばれる足場があります。
凹凸がついたくさびと呼ばれる金具をハンマーで打ち込みながら組み立てていく足場となっています。

高さ45mまでの高さ、15階建て程度の建物ならばこのクサビ式足場
ビケ足場を組む方法でも大丈夫で多く見かけます。

次に枠組み足場ですが、大掛かりな建設工事や橋梁工事などでよく組まれる足場です。
こちらも。高さ45mまでの建設に良い枠組み足場です。
途中に階段などもつけられて、作業がしやすいように工夫されています。

 

他にも吊り足場や移動式足場など特殊な足場も

他にも橋などを作る場合で下から足場が作れない際に
上から吊った状態の足場を作ることがあります。
特殊な足場ですが、吊り足場と言われるものです。

また、移動式足場(ローリングタワー)では
足場にキャスターが付いていて、移動させながら作業ができるようになっています。

設備工事や配管工事、塗装工事などで使われることが多い足場となっています。
細かく移動できますので、天井や壁の仕上げなどで作業する際に使うと便利です。

 

それぞれの足場での部材の名称も知っておきたい

様々な足場がありますが、また、それぞれの足場で使われる部材についても詳しく知ってみるといいでしょう。
部材の名称を知ることで、どんな組み立て、構造になるのかがよくわかっておすすめです。

足場の種類ごとに見ていきますので、参考にしてください。

 

単管足場に使われる部材の名称

単管足場に使われる部材ですが
単管パイプと固定ベース、クランプ、単管ブラケット、足場板、ジョイントなどがあります。

鉄パイプの単管パイプとそれを差し込んで固定する固定ベース
そして締めるクランプが必要となります。

そして、単管ブラケット足場というものもあり、単管で組み立てて
そこから張り出す形で、足を乗せる板を外に作るのが単管ブラケット足場です。

足場板が付きますので、単管足場よりも安全性が高いと言われています。
その際に使う足場板や単管同士を繋ぐジョイントなども必要です。

 

くさび式足場の部材の名称とは

くさび式足場に使われる部材ですが
支柱、ブラケット、張出ブラケット、踏板、手摺、筋交、トラス(梁枠)
ジャッキベース、アンダーベース、階段などがあります。

クサビ式足場では、支柱にブラケットを装着してそこに踏板を載せていきます。
踏板は40cm幅と25cm幅などの種類があります。

そして、筋交やトラス(梁枠)で支える構造になります。
足場を地面で支える固定ジャッキやその下に敷くアンダーベースなどの敷板も必要です。

 

枠組足場の部材の名称とは

枠組み足場に使われる部材としては、建枠、踏板、手摺柱、手摺、つなぐカチロックピン
そして支える筋交い、梁枠、梁枠受、梁枠ベース、方丈、エンドストッパー、ジャッキベース
階段関係のアルミ階段、階段手摺、ステップガードなどが必要です。

枠組足場になれば高く組み立てられることも多く、階段関係などを含めた多くの部材が必要になってきます。
揃える部材も細かくたくさんになり、大掛かりになるでしょう。

 

現場の状況や建設工事に合った足場や部材を選ぶことが大事

建設工事では、様々な種類の足場があることをご紹介しました。
建設現場の状況をきちんと確認して、足場が組めるスペースがあるのかどうか
どのくらいの規模の建物を建設するのかで種類を選ぶことが大切です。

例えば、くさび式足場などを選ぶならば、高所の作業でも踏板があって安全な足場になります。
また、部材の準備としても、くさび式足場ならば建物の規模によって足場材を足しながら使用することができ
小さな建物の場合は少ない部材にすることが可能です。
最初から多くの部材を準備する必要がないでしょう。

そして、足場の専門業者では、建物の規模に応じた必要な部材を持っていることが多く
それぞれの規模に応じて使い慣れた部材が使われます。

踏板も40cm幅と25cm幅がありますが、狭い敷地の建設現場では25cm幅を使用。
それぞれのケースによって使い分けながら、足場工事が安全でかつ効率的な作業が工夫されます。

 

建設工事の足場の部材は様々な名称を知って使い分けたい!

建設工事の足場についてご紹介しました。
それぞれの足場の種類によって、部材も様々な部材が必要です。

大規模な建設工事になれば、より多くの部材が必要になってきますので
細かくてたくさんの名称の部材を揃えることになります。

多くの部材によってきちんと支えながら、安全な構造で建てられますので
足場専門業者で慣れている業者の場合は工事も安心です。

また、建物の規模に合わせて工夫した部材を持っている専門業者も多く
足場代が少しリーズナブルになる場合もあります。

足場代は部材もいろいろ必要で高額になりますので
慣れている業者でしっかりとした部材を使い分けることが大事です。